KAANEがジュニアサイズを作った理由

みなさん、こんにちは!KAANEの伊澤です。
KAANEがブランドとして誕生して間もなく2年。
この10月にジュニア向けのKAANE JUNIORが発売となりました!


KAANEをお求めになったお客様から「ぜひ娘にも履かせたい」「キッズ用はないのですか」とお声を多々いただいておりましたことから開発は必須だなと感じていたのですが、実はKAANEをスタートした初期からジュニア向けは必ず作りたい、と強く思っていたんです。

今日は、KAANE JUNIORを作った理由について触れていきたいと思います。

KAANEは生理と向き合いやすいアイテム

いつから生理を煩わしいものと思うようになったのでしょうか…?
私個人の感覚ですと、おそらく初潮を迎えた時からそのイメージが定着していたように振り返っています。

生理が始まると、ナプキンを持ち歩いたり交換したり、漏れを心配したり、お腹が痛かったり…
確かに大変なことが多いように思います。

ところが大人になって布ナプキンに出会い、その心地よさはもちろん、経血を洗い流したり、リユースしたりすることで、生理への新たな向き合い方という発見もあったんです。

それは、排泄と同じ様に生理も体のめぐりの一部なのだという考え方です。
おしっこやうんちって、体の外に出るたびなんとなくチェックするようにしていると思うのです。

下痢をしていたら食事を振り返ったり、排尿の回数が少ないのに汗をかきすぎたら水分不足を気にしたりしますよね。

それと同じ様に生理も体からの排出物であり、体の状態を伝えてくれる機能。
むしろ女性だけに与えられた、ラッキーチャンスとも言えます。

初潮が始まったころから、生理と向き合う習慣をつけることができれば、自分の体への関心が高まります。
自らの体調をしっかり管理して、無理せず休む時と思いっきり頑張れる時の見極めの力を養うことにつながると考えています。

KAANEは布ナプキン発想の一体型ショーツですからまずは夜から、一枚から、と始めやすく、生理への新しい価値観を育てることに一役買えると期待しております。

親子のコミュニケーションツールに

子どもに体のこと、性のことを伝えないと…でも何から始めたらいいの?

このように漠然とした不安を抱えておられる保護者の方はきっと多いと思うのです。
生理は女の子の保護者の方にとっては、うってつけの性教育の機会なんですよね。

  • 初潮を迎えるにあたって知っておくべきこと
  • 生理がやってくる意味
  • 具体的に生理とどう向き合うのか

こういったことを踏まえてご家庭の方針を考えてみる、というのはいかがでしょうか。

日本では世界の先進国に比べると性教育がかなり遅れを取っていると危惧されています。
学校でしっかり教育するという場合もありますが学校次第で、各家庭にほぼ任されているのが現状だそうです。

生理のこと、女男の体の違いについて、どうしてKAANEをあなたに選んだのか、そういったことを話し合いながら、「たいせつ」を伝えるためのお供になれれば幸いです。

性教育については以前に記事を書いたことがあります。



幼少期からの性教育についての重要性について取り上げてますが、性教育を通じて伝えたいことについても私の考えをまとめているので参考になれば嬉しいです。

私たち親が自分をたいせつにする気持ちを思い出す

KAANEのお仕事を始めてから、娘を持つ友人たちから生理にまつわるいろいろな相談を持ちかけられることが多くなったように感じます。

その時、毎回感じるのは「なんとか娘の不快を取り除いてあげたい」「少しでも楽しく過ごしてほしい」という心からの切実な親の願い。

親という生き物は自分を差し置いてでも子を育てるという本能がきっと備わっているのだと感じざるを得ない瞬間を目の当たりにしてきました。

かたや私が子どもだった頃の記憶を遡ると、いつだって「お母さんの幸せ」を切望していたことが鮮明に思い出されます。
もっと自分が幸せになるために生きてほしい、と願っていました。

きっと子どもたちは私たち親が思っている以上に私たちの笑顔を待ち臨んでいるはず。

子どものケアをすることを通じて、自らの体への関心も取り戻してほしい。
そんな願いを込めてKAANE JUNIORを開発しました。

最後に。KAANEのもうひとつのミッション

ちょっと個人的な話になりますが、私自身は2回の出産経験があります。
それぞれの出産体験は全く異なるものでもちろんいいことばかりではありませんでしたが、最終的には「楽しいお産」を経験することができました。

このことは私の生涯を通じての原体験となっていくだろうなと感じており、その原体験を元に育児をしている感覚が強くあります。

子どもを持つか持たないかというのはそれぞれの考えがあります。各自の幸福を追求することが注目されてきている現代。
自らが選択できる時代に生きている私たちは子どもを産む産まない関係なく幸せであるはずです。

そんな中、もし、次世代の女の子が赤ちゃんを産み育てたいという選択肢を選んだとしたら、その時にはぜひ安心して産んでほしいなと思うのです。

選択肢があるということは情報も豊富です。
気になるのは、生理をはじめ出産や育児の、あまりにもネガティブな発信ばかりが目についてしまうこと。

もっと私たちの世代は、大人って楽しいよ!子育ても素敵だよ!と伝えていく必要があると感じています。

女の子たちがママになりたい、と思ってくれること。
赤ちゃんを産むことを楽しみにしてもらえるため、心と体の準備をKAANEを通じてできる手助けがあればこれ以上の幸せはないと考えています。

KAANEのミッションは、娘や姪の世代に生理は苦痛という概念を継承しない、というものを掲げていますが、赤ちゃんを安心して産んでもらいたい、という願いは裏ミッションとしてずっと持ち続けています。

そしてこの想いに共感し、KAANEやKAANE JUNIORを手にとってくださる方たちとの出会いを心待ちにしております!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

KAANE代表
伊澤ゆく

KAANE JUNIORを通じて伝えたい「たいせつ」という想い。それはそっくりそのまま、あなた自身に向けてみんなが願っていることです。KAANE JUNIORで次世代の成長を心からお祝いしましょう!KAANE JUNIORの製品ページをぜひご覧ください。


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