なぜKAANEは国内製造を選んでいるのか。正直なコストの話。

皆さん、こんにちは。KAANE代表の伊澤です。

KAANEはブランド立ち上げ当初から国内製造にこだわっていますが、「国内製造だから安心です」と言われても、正直ピンとこない方も多いはず。

現に価格を見ると、もっと安い吸水ショーツがあるのも事実です。
それでもKAANEが国内製造を続けている理由と、その裏側にある“コストの現実”について、今日は少し正直にお話してみたいと思います。

ものづくりは、思っている以上に「手仕事」です



機械化が進む現代では、衣類もオートマチックに作られているような気がしてしまいませんか?
実は私自身、KAANEに携わって改めて実感したのがこの点でした。

衣類はもちろん、特に吸水ショーツのような下着類はただ布を縫い合わせれば完成するような製品ではありません。
製造のほとんどの工程は機械では代替できず、人の手で一枚ずつ縫製され、仕上げられているのです。

吸水層・防水層・肌に触れる表地、それぞれ役割の違う素材を重ね、ズレないように縫い合わせる等、かなり巧妙で工程数も多く自動化ができないのです。

私は直接、KAANEのショーツを縫製してくださっている工場さんに度々足を運び、たくさんの方たちが一枚ずつ仕上げてくださっているのを目にしてきました。

完成品を人の手で確認し、パッケージングをし、発送の準備をする。
最後の最後まで「手仕事」が肝になっているのが印象的でした。

コストを下げようとしたら国外も視野にいれるべき?でも…



手作業が多く必要である、ということは「人」にかかるコストの割合が多くなります。
通貨の価値が同じである国内で製造すると、このコストを下げるのは困難であることはイメージがつきやすいと思います。

であれば、作業費を下げるために海外で生産をする、というのもひとつのソリューション。

実際に、国内で販売された洋服・下着の内、国内製はたったの2%未満という昨今のデータからもわかるように、市場に売られているもののほとんどのアパレル製品は海外製造品なのです。

多くの人にとって、安価で、生活必需品である衣類が手に入るようになったのも、海外製造のおかげ、とも言えますし、どちらがいい悪いではなく、販売元であるブランドや企業の考え方や戦略によるもの。

ではKAANEが国内製造を選んでいる理由とはどんなことがあるのでしょうか。

それでも国内製造を選ぶ理由



それでもKAANEが国内製造を選んでいるのは、価格以外にも守りたいものがあるから。

①改良や微調整がすぐできる
とにかくコミュニケーションが取りやすいのが最大のメリット。
KAANEの場合、大変ありがたいことに、生地屋さん、メーカーさんが一丸となってKAANEの製品改善にご尽力いただくチーム体制を整えることができています。

お客様からのお声や、ご意見をお伝えし、一緒により良い製品づくりができるのも言語の壁や時差などがなく円滑にコミュニケーションが取れる環境であるからこそ。このことは品質管理にも大きく貢献しています。

②現場に足を運びやすい
国内であれば、直接会いに行くことも叶いやすい。
これはすごく大切なことで、「どんな人たちが作ってくれているのか」を直接お会いして知ることと同じくらいに、「どんな人たち(会社)が売っているのか」を知ってもらうことで育まれる信頼関係というものがあると考えています。

なにより直接感謝のお気持ちを伝えることができたり、生産の現場を目の当たりにすることで、KAANE製品への愛着も増します。大切に作られている製品を胸を張っておすすめでき、モチベーションにもつながっているのです。

③地球環境への配慮ができる
国内のものづくりを応援できると同時に、運搬や配送にかかるエネルギーを削減することができます。
生地の加工~縫製まで全て国内で行うことにより、物流で発生するCO2排出が海外生産製のものに対して圧倒的に少ないとされているため、環境配慮にも貢献できると考えています。

オーガニックコットン100%が高い理由



KAANEのショーツで使用しているコットンはオーガニックコットン100%。

あまり知る機会はないのですが、コットンって実はとても育てるのが難しい植物なのです。
その構造は虫が好む甘い液体を含んでおり、農薬や化学肥料に頼らないとなると、てんとう虫などで害虫対策を行うなどかなりの手間を要します。

また、一般的なコットンは摘み取りの際に、葉を枯らす薬剤を散布し収穫し作業効率を上げるのですが、ここでもオーガニックの工程では人の手間が必要となります。

さらに、どの産物にも言えることですが、自然環境の中での栽培では安定的な供給が保証されているわけではなく、価格変動が起きやすい。

オーガニックコットンが高くなる理由はやはり手間という「人」にかかるコスト、とも言えます。

削るコスト、削らないコスト



すべてにお金をかけることはできません。
だからこそ、KAANEでは削る部分と、絶対に削らない部分をチームで話し合いながら、最前の決断を繰り返すことに尽力しています。

【削らない】
・品質・製造過程へのこだわり
・お客様との信頼関係

【削っている】
・過剰なパッケージ
・大規模な広告
・極少人数で運営

まとめ:価格には理由がある



KAANEというブランドが設立されて3年が経過しました。
その価格は決して安いものではありません。

そんなKAANEをお選びいただいているお客様はKAANEのこだわりをご理解いただき、ご賛同くださっている方たちなのだろうなと日々感じているのです。

その見守ってくださるお気持ちに支えられてこそのKAANEですが、決して満足することなく、KAANEの魅力を最大限発揮できるブランド作りに励んでまいりたいと常々思っております。

KAANEのご体感がこれからの方も、KAANEの信念ごとお選びいただけましたら本望です。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

KAANE代表
伊澤ゆく

この記事の著者について

生理という毎月の体の営みとの対話から自らを知り、つながる。オーガニックコットン吸水ショーツKAANEです。
オンラインサイトから製品の詳細や生産背景、製品にかける想いなどをご覧いただけます👇ぜひサイトに遊びにいらしてくださいね!


\ Instagramにて最新情報発信中!見てね /