国際女性デーから学んだ自分だけの幸せにコミットする方法

こんにちは。KAANE代表の伊澤ゆくです。
去る3/8は国際女性デーでした。

最近、耳にすることも多いこのキーワード。
象徴であるミモザの黄色いカラーとともに目にすることも増えてきました。

日本でもようやく認知されはじめたフェムケアやフェムテックも、ヨーロッパやアメリカではすでにウィメンズヘルスという言葉に変わって使われているそうですが、昨今は女性の社会活動や健康課題への注目がスピードを増しているように感じます。

私自身、フェムケア(ウィメンズヘルスと言っていくべきでしょうか…)に関わるお仕事でありながら、なんとなーくしか知らなかった国際女性デー。
改めて調べてみると、女性たちやそれをサポートしてきたであろう男性たちの歴史があり圧巻され、ものすごく学び深い機会となりました。

歴史は現在の状況を知り未来への道すじを教えてくれるものだ、と習った気がしています。
今回は、女性の歴史に当てはめて私なりに考えてみたいと思います!ぜひお付き合いください。

国際女性デーとは

1975年3月8日に国連で提唱され、1977年に国際女性デーとして正式に認められました。

その経緯は振り返ること、1848年から記録として残っており、女性の市民権、社会権、政治的権利を主張した運動が始まったそうです。

数々の運動やストライキで勝ち取ってきた権利を今、私たちは恩恵として受け取っている反面、それは道半ば。
今もなお、その呼びかけは世界中で続けられています。

国によって女性の権利の格差もあり、全ての人にとって平等でより良い世界を実現するための経過に私たちは生きているんですね。

男女平等の世界的推進を進める国連ウィメンは国際女性デーに「平等な権利。平等な機会。平等な権力。」を求める行動を呼びかけています。

と、ここまで色々と調べてきて、かなりの力強さで面食らってしまいそうなので、いったん日本の社会に合わせて、国際女性デーを解釈してみました。

「女性の今もつ権利を称賛し更なるエンパワーメントを願ってお祝いしよう!」

同時期にあるひな祭りのテーマと比べると強い意志とパワフルさを感じずにはいられません。

女性たちが得てきたもの

教育・健康・法律・経済において女性が勝ち取ってきたものがありそうです。
例えば、選挙権。

男性しか選挙権がなかった時は男性にとって優位な議員が選ばれ、男性目線の法律が制定されるわけですから、そもそも女性なんてないものとして扱われてしまっていたのでしょう。

しかし、現代の日本女性には選挙権がありますし、社会でお金を稼ぐこともできますし、国会議員や会社役員にもなれます。

女性の社会進出の課題や議席数、役員数が少ないことは言及されているものの、ゼロがイチになったことがまずすごいこと。
その状態が当たり前な私たちにとってはピンとこないことですが、これは勝ち取ってきた権利なのだということを歴史は教えてくれます。

また、女性は教育が平等には受けられないという国が世界にはまだまだたくさんあります。

「女は大学になんていかなくていいんだ」というセリフ。
今では相当ナンセンスですが、昭和の親父が言ってたなぁくらい最近のこととも言えますよね。

選挙権がなかった頃はそれが当たり前だったはずなのに、変えたいと思って立ち上がった女性たちが居たように大学にいきたいと女性が行動を示したからこそ、先述のことがナンセンスと言われる時代がやってきた。

「変えたい」という気持ちがエンパワーメントを引き出すのですね。

今の私たちはどうする?どうしたい?

選挙権も与えられ、社会でも活躍の場があり、選択肢も増えた今。
もちろん、まだまだ課題はあるのは百も承知なのですが、過去を振り返っても世界を見渡しても、だいぶ満たされつつあると言えませんでしょうか。

幸せのためには、受け皿という選択肢があるのは必須だと思っています。
そこでもうひとつ必要なのが「どの選択肢を選ぶか」という目を持つこと。

選択肢を選ぶ行為は一個人に託されています。
その人にとっての最良の選択は、別の人にとったら最悪かもしれません。

どちらの人も正解で間違いはない。
人の数だけ選択肢もあるし、幸せの形もある。そんな時代に私たちは生きているのです。

他人は関係ない、自分にとっての幸せが何なのかを一生懸命追い求めればいい。
そのために、今こそ女性が得意だった「感覚」を研ぎ澄まし、もっと頼りにしていいのでは、という気がして止みません。

忘れたくないこと

男性が作り上げた世界へ台頭するために、必死でロジカルシンキングや言語化のスキルに磨きをかける私たち。
考え方を順序立てて整理したり、言葉として伝えることは確かに世界を広げてくれます。

でも、果たして平等ってなんだろう?って思うことがあるんです。

同じように選択肢や権利があることを平等としていたはずなのに、いつのまにか「同じであること」を目指してしまってないだろうか。
ふとそんなふうに感じることがあります。

だけど男女ってそもそも形が異なるわけですよね。
同じになれるわけがないのです。

今、この時代に女性の身の振り方はかなりキーになる気がしています。

私が最近意識するようにしているのは、「同じように戦えるわけではない。じゃあ感性も大切にしながら好きにやらせてもらおう!」とちょっとオーバーに捉えておくこと。

結局、女性は協調の生き物です。
どんなに好きにやってやるぜ、と思っても調和を忘れることはないはずなのでこのくらいの塩梅をおすすめしたいと思います。

説明の効かない感性を優先しづらい世の中かもしれませんが、やってみると案外ご機嫌でいられるものです。

最後に

男性女性とあまり分けてしまうのも良くないとは思うのですが、あえて違いを理解するのも大切なこと。

この経済や便利さをここまで構築したのはまさに、男性のエンパワーメントが故だとも感じています。
大きなことを具現化できる男性の力の大切さや感謝を忘れてはならないですよね。

同じように力強くなる、というよりは男性の力強い後押しという名の応援を受けながら、なんだかんだとっても恵まれた今の環境で楽しく美しくダンスするスタンスはどうでしょうか。
そして勝手に自分の未来の幸せを求め突き進んで行く。

これぞ今の私たち女性に求められるスキルな気がしています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

KAANE代表
伊澤ゆく

この記事の著者について

生理という毎月の体の営みとの対話から自らを知り、つながる。オーガニックコットン吸水ショーツKAANEです。
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参考サイト:
『UN WOMEN』(国連女性機関のサイト)https://www.unwomen.org/en
国際連合広報センター https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/23089/

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