〜KAANEのある暮らし③〜会えないけれど繋がれる豊かさ
私は、オーガニックコットン吸水ショーツKAANEのブランドディレクターを務めています。
1人の消費者として「こんなパンツあったらいいな」
から始まり、2年経った今ではKAANEを身につける生活が当たり前になりました。に「ああ、作って良かったなぁ…!」と幸せな気持ちになります。
このブログタイトルでは過去に、スタッフが記事を書いていてシリーズ化しているものですが、今回は初めて代表としての視点でKAANEのある暮らしの豊かさについて語っていきたいと思います。
後半は、代表として製品やお客様と向き合う中で神秘的なことも綴っていきますので最後までぜひ読んでみてくださいね!
3年、KAANEを履き続けた私
約1年半の開発期間を経て2022年の冬、KAANEは誕生しました。
開発中からサンプルを試していたのでこれは3年くらいは生理の度にKAANEを履き続けていることになります。
1枚目のサンプルを身につけたときに思った感覚、それは、
これがあれば、生理の夜でも睡眠のが楽しみになる!
というもの。
結果としてKAANEのコンセプトとして今も大切にしている言葉のひとつとなりました。
ついでに、これまでの生理中のストレスがどれだけのものだったかも思い知ることに。
生理の時には気軽に横になれなかったのですが、ちょっとソファでくつろぎたいな、という時なんかにも最適。
リラックスするためにKAANEを昼夜としてず活用することを考えるようになり、これが結果生理の夜だけでなく、生理期間中快適なものに思いを馳せるマインドチェンジのきっかけになりました。
オーガニックコットンを選んだ本当の理由
ふと、幼い頃の自分について思い出したことがありまし
た。
どこの国のどこの地域に生えている木をのぞいて、どんな人がこれを作ってんだろう?
その時の私が、オーガニックコットンにこだわるという選択をさせてくれたのかな、と思っています。
布ナプキン発想の吸水ショーツを作りたかったので、吸水面はコットン100%であることは必須条件だったのですが、オーガニックコットンについて知れば知るほど、その奥深さに心を込められました。
コットンの国内自給率は0%。
以下100%を輸入に頼っているのです。
また、コットンの栽培に使われる農薬量が多く環境負荷や生産者への健康被害がかなり問題視されてきた過去があることを知りました。
オーガニックコットンを選ぶことは、行ったこともない国や見たこともない景色、会ったこともない人への「ありがとう」の気持ちを表せるものだと信じています。
結果として、同じ地球で生きる「私」にもその感謝の気持ちで満たされるのではないか。
そんな想いで、ものづくりに触れていると、見えないけれども何か確かなつながりがあるような感覚を思い出しました
そしてそれは、心の豊かさに通じているものだと強く感じました。
会えないけれど心が通じている
ブランドを始めて2年。
たくさんのお客様に手に取っていただいてここまで続けられています。
さて、とても不思議なのですが、KAANEを選んでお客様が皆さんとてもいい人たちです。
「いい人」だなんてちょっとゆっくりに聞こえるかも知れませんが、毎回本当にそう感じます(時々ひとりつぶやいている)んです。
KAANEはオンラインでの販売がメインとなるのでお客様と対面でお会いする機会はたまのポップアップやイベントくらいでほぼないも同じです。
お問い合わせもLINEやメールなどのオンラインでの電波のみとなっております。
言ってしまえば上で繋がっていて、お互い見えないんですよね。
いいご意見もありますし、もちろん厳しいご意見も
あります。
これは不思議な感覚ですが、無理ながら心が通じ合っているというのは本当にそうです
か。
これはKAANEを始めて驚いたことのひとつです。
最後に
KAANE、実感していることは世界は自分を写す鏡なんだということ。
誠実に製品やものづくりに向き合うからこそ、その想いは手をとって協力してくださる方に伝わり、大切にしていただけるのだと思います。
KAANEのある暮らしは、私に生理期間の快適さをもたらしてくれるだけではなく、目に見えない確かなつながりという豊かさを教えてくれました。
これからも、この信念だけは絶対に忘れることなく、ブランドを続けていきたいと願っています。これがきっと
世界の真理だと信じているから。
最後まで読んで頂けてありがとうございました。
KAANE代表
伊澤ゆく
この記事の著者について

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