KAANEのルーツ。ブランド名の由来は?ミッションは?
こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。
最近はプロジェクトのローンチがいよいよ見えてきて、サイトリニューアルやビジュアル撮影など開発以外の動きも多くなってきました。
先日、ショーツの撮影をしてきたのですが、全員で共有していたイメージ通り、いやそれ以上の仕上がりになりそうで本当にワクワクしてきています。
私の主なタスクとしてはこちらの記事を執筆したり、サイト構成案の詳細を書いたり、インスタグラムの投稿を作ったり・・・ととにかくずっと何かを書いています。
そんな中、KAANEを始めることになった発端だったり、ミッションだったり、ルーツを振り返るシーンがとても多いんですよね。
私自身にとってこの振り返りはとても大切な作業だなと感じるのです。
ルーツを身近に置き、ブレずにいることがチームの中で唯一私にできることなのかなと。
これまでこのブログでは生理や女性のヘルスケアにまつわる情報を発信することが多かったのですが、今回はがっつりKAANEにフォーカスを当てた内容にしてみたいと思います。
この記事でKAANEのことをより知ってもらって、賛同してくださる方と1人でも出会えることを楽しみに書き進めていきます。
KAANEの由来
KAANEはカーネと読みますが、ずばり由来!
Reincarnation
から取りました。
Reincarnationとは日本語で輪廻転生。
カタカナ読みでリインカーネーションの「カーネ」をKAANEと表現しています。
毎月やってくる営みの廻り
自らの体が作った血液の廻り
親から子へという世代を越えた廻り
生理って一言では表せないたくさんの廻りを示しているなぁと感じます。
次の生命を残すために必要なシステムな訳ですが、廻りを経て新しい自分へと進化していけるという希望も込めて輪廻転生という言葉を選びました。
後に友人から由来を聞かれ話していたのがきっかけで、ハワイ神話の生殖の神様の名前と同じ発音だということもわかりました。
別の理由から選んだこの響きが、生殖の神様というまさか同ジャンルの大先輩ということが判明し、ますますこの名前にしてよかったなぁと思った記憶があります。
KAANEが大切にしていること
KAANEはショーツと一体型の夜用布ナプキンです。
その全貌はまだしっかりとお伝えしきれていないのですが、先日撮影したビジュアル写真が上がってきたらこちらでも紹介したいと思っていますのでもう少しお待ちくださいね!
商品に対して一番重きを置いているところは何かと問われたらそれは「心地よさ」と答えると思います。
使っている人が心地よさを手に入れるためにできることはなんだろう?心地よさとはそもそもなんなんだろう?と常に頭を捻らせて考えているんですね。
私たちは基本的に消費者としての生活がメインですが、今回の開発で販売者側となったことで気づいたことがたくさんありました。
それはこの世の中のありとあらゆるものが人の手によって作られていて、その人たちはみんなプロフェッショナルだということ。
綺麗に包装されて、キラキラした照明の下で販売されている商品ばかりに囲まれているとうっかり忘れがちだったりします。
背後にどれだけの人々とプロフェッショナルにかける労力と時間が費やされているか、ということを。
身につけてくれる人へのリスペクト。
それから作ってくれる人へのリスペクト。
このふたつは両輪で、どちらも幸せである必要があるのだな、と強く感じています。
ずっと忘れずに大切にしていきたいテーマです。
KAANEのミッション
それは、「娘や姪の世代に生理は苦痛という概念を継承しない」ということ。
子育てをするようになって毎日痛感することがあります。
それは「私」という人間の価値観がいかに先代からの継承によって構築されているか、ということです。
とっさに判断したことや発した言葉が、自分の価値観をもろに反映していることが多くて、子どもに「なんで?」と聞かれた時にすぐに答えられない、というシーンが多々あるんですよね。
生理で言えば、私の場合ですが「生理は苦痛だ」「なんとかやり過ごすもの」として継承されてきた部分が大きいなぁと振り返ってみて思っています。
とは言え、初潮を迎えたら「おめでとう!」と家族にお祝いしてもらいましたし、実際私も嬉しかった。
大人の仲間入りができたようで、これで一人前になれたような気がして嬉しかったんです。
きっと頭では「次の子孫を残すための準備が整ったことは嬉しいことなんだ」と解釈していたんだと思います。
もちろんこのことは喜ばしく、正しいと言い切ることさえできることかもしれません。
ただ、現代の日本の10代の女の子たちにとって赤ちゃんを持つことって遠い未来の話であって、自分に当てはめるにはあまりにも現実離れしている気がしてなりません。
そんな中でも毎月生理がやってくる。
ホルモンバランスが安定していない時期は痛みや量で悩むことも多い中、生理は苦痛だけど将来必要なことだから仕方ない、とやり過ごすにはあまりにももったいないなと感じるんです。
それよりも、生理が来たら教えてあげたいことがあります。
生理って、自分の毎月のコンディションを知り、自分の体の手綱を握り、自分らしく生きるための道しるべになるんだよ、それが今月からできるようになったんだよ!と。
もしそれが伝わって、彼女たちが理解してくれた上で自分らしさを追求することができたとしたら、赤ちゃんが欲しいと思うまでの生理期間もないがしろにすることなく、有意義に過ごせるのではないでしょうか。
それはすなわち、キャリア設計やライフプランニングなど、自分軸で物事を進めることの練習になるのではないかなとさえ感じています。
生理と有意義な関係性を築くことがこんなことにまで繋がっているなんて今まで考えたことはなかったのですが、考えれば考えるほどうなずけるんですよね。
KAANEからのお願い
KAANEが掲げるミッション。
もちろん私だけでは叶えられません。
だからショーツを作りました。
なぜなら、まずは私たちが道しるべを知る必要があると思ったから。
そして私たちの世代がめいっぱい幸せになって心地よく生きていくことが急務だと感じているからです。
日本にいると、他人のために尽くすことが善だと見られる価値観というのは実際にあって、それは美しいことなのかもしれないのですが、それを心から気持ちよくするためにはまずは自分が満たされる必要があると思うんですよね。
自分が満たされることは悪なんかでは全くなくて、むしろ貢献!
だからどんどん自分の幸せになれそうなこと、やって欲しいんです。
私も私よ幸せであれ!と頑張ってやっています。
そしてKAANEも皆さんと共に次世代に貢献していきたいです。
おそろいのショーツを履いて!
最後まで読んでくださりありがとうございました♡
夜用布ナプキンショーツKAANE代表 伊澤ゆく