生理の夜、本当は経血量が少ない理由
こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。
夜用のオーガニックコットン吸水ショーツの開発をしております。
10年近く布ナプキンユーザーの私ですが、「夜は多いから無理」と布ナプキンをつけることができませんでした。私が夜にトライできるようになったのは夜用吸水ショーツKAANEを開発してからのこと。
なぜなら経血量が実は夜間は少ないということを知ったから。
皆さんも「夜は経血量が多い」と思っていませんか?
今日は夜間に起こる「体の仕組み」と「夜の不安」についてお話します。
夜、私たちの体に起こること
私たち、「ヒト」には自律神経といって意思とは関係なく体の機能を調整するシステムがあります。
交感神経、副交感神経という言葉を聞いたことがありますか?
交感神経優位になりすぎて休息モードへの導入がうまくいかなくなるから寝る前のスマホは厳禁!なんて話もよく見聞きします。
さて、その交感神経と副交感神経ですが、知っての通り起きている時は交感神経が優位に、逆に睡眠時には副交感神経が優位になるようにできています。
体を休めるために臓器たちが勝手に休息の状態になってくれる。
日が落ちて暗くなり夜が近づいてくると、体から休息のためのホルモンが出てきて副交感神経が優位になってきます。
副交感神経はリラックスモード。
呼吸や心拍をゆっくりにしたり血管や筋肉をゆるませるというアプローチを体にしてくれるんです。
夜の経血量が少ないってどういうこと?
経血は子宮から出てきます。
先ほどの自律神経の話で当てはめると、夜、副交感神経が優位になると子宮は緩みます。
緩むとどうなるか。
なんと子宮内に経血が溜められやすい状態になるそうなんです。
収縮が起こると経血が体外に出されるので、逆に緩んでいれば外には出にくい状態と言えます。
夜の経血量が少ない、これはつまり、夜に体外に排出される経血量は昼に比べて少ない、ということでした。
でも夜すごく多いよ?という人もたくさんいる
夜にトラブルを抱える人が多いのもよくわかります。
というのも私自身、布を試すまでは紙おむつのようなショーツ型の紙ナプキンを履いていました。
夜に不安な理由って色々あると思うんですが紐解いてみると、寝ている時は無意識・長時間・横になっている、という3点が要素として大きいのかなと思うんです。
でもこの経血量増減のしくみを知ると、ちょっと違った視点で見られないでしょうか?
例えばこんなこと。
- 副交感神経が上手にオンになってないのかも?
- 実際気になるのは量より伝い漏れなのでは
- そう言えば交感神経が優位になり始める朝方にドバッと出る気がする
布ナプキンは経血量がはっきりと見てわかるし、洗い流すことでどのくらいの量が出ているのかというのも目視することができます。
すると思っていた以上に経血量が少なくてびっくり!
もっと早く知っていたかったなぁと思いました。
なんで夜は不安なんだろう
初潮を迎えて母から紙ナプキンを渡された時、夜はどう過ごすのか具体的なアイデアをもらった記憶はありません。
引き換えによく見るCMでは「夜もぐっすり」とか「朝まで安心」というキャッチフレーズとともにドデカい夜用の紙ナプキンが広告されていたしお店に行ってもそれは同じでした。
いつのまにか「夜って不安なんだ」って気持ちになってしまっていた部分もあるんじゃないのかな、と今振り返ってみると改めて思います。
経血量が多くて昼でも夜用の紙ナプキンをつけているという方のお話もよくお聞きするし、私自身も外泊時には夜用の大きい紙ナプキンを重宝する場面もあります。
色々なサイズの生理用品がある日本は本当に素晴らしいといつも思っています!
ただ、もうちょっと異なるアプローチや選択肢があってもいいのになぁと思います。私はそんな生理の夜の悩みから、夜用のオーガニックコットン吸水ショーツを開発しました。またこのお話は詳しく違う日にお話しますね♪
製品についてのお問い合わせはインスタかLINEのDMでお気軽にご連絡くださいませ。私、伊澤が直接お答えさせていただいております!
最後まで読んでくださりありがとうございました♡
夜用オーガニックコットンショーツKAANE代表
伊澤ゆく
参考文献:
小林弘幸(2021)『結局、自律神経がすべて解決してくれる』アスコム
久保木富房(2011)『専門医が治す!自律神経失調症』高橋書店