私は布ナプキンのここが好き


こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。
皆さんが日常的に使っている生理用品、最初はどんなきっかけで出会いましたか?
私は、初潮の時に母から紙ナプキンを渡されたということのほかに、姉が先に使っていた、学校の授業でも紙ナプキンの使い方を教えてもらっていた、という記憶があることを最近思い出しました。

タンポンというものがあるらしいというのは知っていましたがそれ以外の生理用品の存在を知ることなく生理を重ね、大人になってから布ナプキンに出会いました。

初潮が始まるころからいろんな生理用品の選択肢を知っていたら、もしかしたらもっと生理を自分らしく、無理なく過ごすこともできたのかなぁと今になって振り返っています。

私に娘はおりませんが、二人の姪の叔母なんです。
上のお姉ちゃんはこの春中学2年生。
少し前に初潮が来たことをこっそり姉が教えてくれました。

姪に伝えるような気持ちで改めて布ナプキンのメリットを振り返ってみたいなぁという気持ちになり記事を書いています!
布ナプキンを始めようと思っている方の参考になれば幸いです。

布ナプキンのここが好き

メリットと一言でいっても結局は個人の見解が多く影響しますよね。
実際この話をすると、「私はこういうところが好きなんだよな〜」と落ち着くことが多いんです。
なので、ここでは布ナプキンのこんなところが好き!という点をご紹介したいと思います。

こんなところが好き
・つけ心地が気持ちいい/ムレにくい
・ゴミが減る
・買い忘れる心配がない
・使っているとポジティブな気持ちになる
・骨盤底筋のトレーニングになる

ひとつずつ見ていきましょう!

つけ心地が気持ちいい/ムレにくい

布ナプキンはコットン素材でできているので、いわば下着と同じ肌触りです。
新しいパッドに付け替えるたび新しい下着を身につけた時のような爽やかな気持ちになります!
また、コットンは繊維の真ん中が空洞になっているので通気性がよくムレにくいと感じます。
同様の理由から空気を溜め込んでおけるので冷えにくいとも言われていますよね。
ムレにくいので匂いも気になりにくい、といいことづくめです!

ゴミが減る

使い捨ての生理用品は一度使ったらゴミになってしまいます。
ゴミ箱がいっぱいになるのはもちろん、ゴミの日に蓋を開けた時のモワッとした匂いにめまいがすることがありませんか?笑
リユースできる布ナプキンは、ゴミ捨てだけでなくゴミ箱をおいたり中のビニールを入れ替えたり、という面倒からも解放される利点があります。
もちろん、ゴミが減ることで環境にも配慮していると感じられて気分がよくなりますしね!

買い忘れる心配がない

紙ナプキンの在庫がうっかりなくなってしまうという事態は誰でも一度は経験があるはず。
毎日使うものではないのでトイレットペーパーのように日常的に買うものでもないし、「まぁ今度でいいか」となりがち。(私だけですかね?笑)
そんな時布ナプキンが1セットでも自宅にあれば、その場をなんとか乗り越えることができそうです。
これは災害時にも言えることかなとも感じています。

使っているとポジティブな気持ちになる

これは聞いただけだと、「?」って感じだと思います。
ところがびっくりすることに、使ってる人に聞くとほぼ皆さんが同じ気持ちを持ってるんです!
経血を受け止める、洗い流す、使い続ける、というサイクルの中で経血と向き合うことで、毎月訪れる生理が尊い生命の営みだということに改めて気づけるからかもしれません。
自分の知らないところで体が機能していることへの感謝の気持ちが芽生えてきます。

 

骨盤底筋のトレーニングになる

骨盤底筋という筋肉をご存知ですか?
膣と尿道、肛門を八の字に結ぶ筋肉からはじまり、内臓を下から支えるハンモック状の筋肉群のことです。
最近膣トレとか骨盤底筋トレーニングというプログラムを提供しているヨガやエクササイズも目にするようになりました。

姿勢などの生活習慣の積み重ねや加齢に伴って重力に負けてしまうのは顔の筋肉だけではないんです。
おまたの筋肉も同じこと。
しかもこの部分に骨はなく筋肉だけで支えています。筋力がとてもキーポイントになってきそうです。

布ナプキンを使っていると経血が出た後の布が濡れた感じがわかるのであまり長くつけていたくないという気持ちになります。
だからすぐに変えたくなるので、常に新しいパッドを使えることになり心地よいということにもつながるのですが、そう何度も変えるのも面倒ですよね?
だから、濡らさないように気をつけようと意識的に過ごすことによっておまたの筋肉が鍛えられるってことなんだそうです。

どんな部位でも重力に逆らった筋肉は美しさを表現するのに効果的だ、というのは皆さん身を持って体験しているはず。
美しさだけでなく骨盤底筋が鍛えられると、内臓が引き上がり姿勢が正しい位置に戻りやすく、血流がよくなり痛みや凝りの予防や改善につながるとも言われています。

まとめ

布ナプキンをメインで使っている私からしたらいくらでも好きなところは出てきそうなものですが、総じて言えるのは「着けていて心地いい」ということだなと感じました。

心地いいから使い続ける、それによって得られるベネフィットが魅力的とも言えます。
ベネフィットの部分では骨盤底筋トレーニング、月経血コントロール、自然由来のものを肌に充てられることでのヘルスケアなどなど、これまたひとつの記事が書けそうなくらい思い当たるのでまたの機会に改めますね。

次回は、私が思う布ナプキンのデメリットについて取り上げてみようと思っています!
最後まで読んでくださりありがとうございました♡

夜用布ナプキンショーツKAANE代表 伊澤ゆく

参考文献:
田中ひかる(2019)『生理用品の社会史』KADOKAWA
石村友見(2018)『ゼロトレ』サンマーク出版
三砂ちづる(2004)『昔の女性はできていた―忘れられている女性の身体に“在る”力』宝島社
北奈央子(2022)『女性がイキイキと働き続けるためのヘルスリテラシー』セルバ出版
堀江昭佳(2017)『血流がすべて整う食べ方』サンマーク出版

この記事の著者について

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