昔の人は生理が4年間しかなかった!!??



「450」なんの数字かわかりますか?

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。

皆さんは「450」という数字を聞いて、なにを表すものか分かりますか?
そう、これは現代女性が一生に体験する生理の回数と言われています。
あくまで平均だけど現代の日本人女性の平均閉経が50歳。
そこから初潮を迎えた年齢を引いて×12(ヶ月)、生理周期や妊娠出産など人それぞれの足し引きはありつつも平均するとざっくり450回というデータに。

多いなって思いました?
それとも案外少ないなって思いましたか?
正解はなく感じ方は人それぞれだと思います。

ちなみに、50-今の年齢×12(ヶ月)で、一生で後どのくらい生理が来るのかというざっくりした数字を算出することもできて、個人的にはちょっと興味深いなぁと感じました。

現代女性は歴史上、最もたくさんの生理を経験しているパイオニア

少し歴史をさかのぼって、明治時代。今から150年くらい前でしょうか。
この当時の女性の生涯月経回数は50回くらいだったと言われています!

え・・・50回!?

単純計算したら4年くらいです。
かなりびっくりじゃないですか?

なぜここまで数が異なるのかについては、初潮は今より遅く閉経は早かったということ、子どもを産む回数が多く無月経期間が長かった、寿命が短かった、など言われてみれば「なるほど」な理由だったりします。
結婚後は妊娠→出産→授乳→妊娠、のループでほとんど月経がなかったという女性も珍しくなかったそうです。(すごすぎる・・・)

どちらが女性にとっていいか悪いかではなく、現実として私たちは歴史上、最もたくさん生理を経験している世代なのです。
たった数百年の間。これだけ体への影響が変化している時代の真っ只中に私たちは生きているんですよ。

パイオニアの私たち、これからの生理とどう向き合う?

今と比べて昔は生理の回数がそんなに多くなかった。
だからこそ生理用品の開発が進まなかったという時代背景もあったんですね。

生理用品は私たちに、自由と時間を与えてくれました。
現代になって単純に生理の回数が増えたこと以外にも、女性が社会でたくさん活躍するようになったこと、性について拓かれた社会を目指すムーブメントがあることなど、時代の後押しを多大に受けながら多種多様の生理用品が開発されるようになりました。

これまでに経験したことのない生理の回数をこなすために、自分の体のしくみや機能を学び、数ある生理用品の中から適材適所を選択できるリテラシーを持つことはとても大切になると感じています。
言い換えるなら、生理用品を選べる恩恵は受けつつも、体への注力を忘れないでいること
KAANEはそんな選択肢のひとつになれることを提案していきたいと考えています!

最後まで読んでいただきありがとうございました♡

KAANE代表 伊澤ゆく

参考文献:
細川モモ(2021)『生理で知っておくべきこと』佐藤雄一,奈良岡佑南 監修 日経BP
田中ひかる(2019)「生理用品の社会史」 KADOKAWA

この記事の著者について

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