夜は経血量が少ない?をロジックで説明!

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。
私は今、就寝時に履いて寝られる布ナプキン一体型のショーツを開発をしております。
そんなわけで当然ですが、生理期間中における夜間(睡眠時)の悩みや心配事をリサーチすることが多いんです。

そんな時ふと気づいたことが!

女性たちにとって、生理中の夜への不安がものっすごく大きい、ということ。

かくいう私も10年近く布ナプキンユーザーだったのにもかかわらず、一年前にやっとトライしてみたんです。
というか、やっとトライできたんです!なぜなら経血量が実は夜間は少ないはず、と知ったから。
それまでは「夜は無理」と思考停止して諦めてました。それがKAANEを作るきっかけにもなったのですが。

そこで今日は私が知った、夜間に起こる体のしくみ、そしてそもそもの不安のもとは意外なところにあった?という発見、最後にKAANEが夜用にこだわる理由をお話したいと思います。

夜、私たちの体に起こること

私たち、「ヒト」には自律神経といって意思とは関係なく体の機能を調整するシステムがあります。
交感神経、副交感神経という言葉を聞いたことがあるという方は多いはず。
交感神経優位になりすぎて休息モードへの導入がうまくいかなくなるから寝る前のスマホは厳禁!なんて話をよく見聞きします。

さて、その交感神経と副交感神経ですが知っての通り起きている時は交感神経が優位に、逆に睡眠時には副交感神経が優位になるようにできています。

体を休めるために臓器たちが勝手に休息の状態になってくれる。
私たちがあれこれと考えなくても気づかぬうちに実行してくれるというプリセットされた機能なんです。(素晴らしい!)

日が落ちて暗くなり夜が近づいてくると、体から休息のためのホルモンが出てきて副交感神経が優位になってきます。
副交感神経はリラックスモード。
呼吸や心拍をゆっくりにしたり血管や筋肉をゆるませるというアプローチを体にしてくれるんです。

自然の中で暮らす動物たちが日が沈めば休息し、日が登れば活動するというルーチンが当たり前のように本当は私たちにとっても当たり前のこと。文明の発達によりこのシステムに少し無理をさせ過ぎてしまうということも最近では問題視されていますよね。

夜の経血量が少ないってどういうこと?

これと生理がどう関係するの?と思われそうですが、これが私にとっては知ってそうで知っていなかったことでびっくり仰天だったんです!

経血は子宮から出てきますよね。
先ほどの自律神経の話で当てはめると、夜、副交感神経が優位になると子宮は緩みます。

緩むとどうなるか。
なんと子宮内に経血が溜められやすい状態になるそうなんです。
収縮が起こると経血が体外に出されるので、逆に緩んでいれば外には出にくい状態と言えます。

夜の経血量が少ない、これは言い換えるとつまり、夜に体外に排出される経血量は昼に比べて少ない、ということでした。

このこと知ってました?
私は初めて助産師さんからこの話を聞いた時に目から鱗でした!

でも夜すごく多いよ?という人もたくさんいる

経血量って人と比べられないし、年齢によっても変わるし、そもそも計量できないから実量がわからないしで自分の過去となんとなく比較することくらいしかできないなぁと常々感じています。

でも夜にトラブルを抱える人が多いのもよくわかります。
というのも私自身、布を試すまでは紙おむつのようなショーツ型の紙ナプキンを履いていたんです。

夜に不安な理由って色々あると思うんですが紐解いてみると、寝ている時は無意識・長時間・横になっている、という3点が要素として大きいのかなと思うんです。

確かに昼の勢いで夜も排血されたら量をカバーしないと!って思うんです。
でもこの経血量増減のしくみを知ると、ちょっと違った視点で見られないでしょうか?

例えばこんなこと。

・副交感神経が上手にオンになってないのかも?休息しっかりできてるかな?
・実際気になるのは量より伝い漏れなのでは
・そう言えば交感神経が優位になり始める朝方にドバッと出る気がする

私自身も同じように感じました。
そして、夜は体外に出される経血量が本来は少ないんだと知ってから、思い切って布ナプキンデビューをしてみました。

布ナプキンは経血量がはっきりと見てわかるし、洗い流すことでどのくらいの量が出ているのかというのも目視することができます。
すると思っていた以上に経血量が少なくてびっくり!

もっと早く知っていたかったなぁと思うのでした。

なんで夜は不安って思い込んでいたんだろう?

初潮を迎えて母から紙ナプキンを渡された時、夜はどう過ごすのか具体的なアイデアをもらった記憶はありません。
引き換えによく見るCMでは「夜もぐっすり」とか「朝まで安心」というキャッチフレーズとともにドデカい夜用の紙ナプキンが広告されていたしお店に行ってもそれは同じでした。
いつのまにか「夜って不安なんだ」って気持ちになってしまっていた部分もあるんじゃないのかな、と今振り返ってみると改めて思うことがあるのです。

経血量が多くて昼でも夜用をつけていてなんとか間に合っているという方のお話もよくお聞きするし、私自身も外泊時には夜用の大きい紙ナプキンが重宝する場面もあります。
色々なサイズの生理用品がある日本は本当に素晴らしいといつも思っています!

ただ、もうちょっと異なるアプローチや選択肢があってもいいのになぁと思うんです。

 

KAANEが夜用である理由

実は夜ももっとシンプルに過ごせるのかも、と気づいた時に欲しい形のものが見つからず、それがきっかけで作ってしまおう、というのがKAANE開発のきっかけになりました。

それからどんどん深堀していくうちに、こんな悩みにたどり着いたんです。

・夜間は量のカバーよりも伝い漏れが心配なシーンが多い
・寝ている間にズレてそこから漏れる(パジャマについた丸い染みが憎い!)
・経血が減ってきても伝い漏れが心配で大きい紙ナプキンが外せずお尻のムレやかぶれが辛い(実際はそんなに汚れないのに)
・長い時間だからこそ心地よく過ごしたい

ショーツと一体型の夜用布ナプキンショーツなら、吸収体がお尻をすっぽり包むので伝い漏れの心配がないこと。
一体型だから寝返りをしてもズレることがない。
下着と同じコットン素材でできているので着心地もよく、かぶれにくい!

など、これまで考えるよりも前に諦めてしまっていた部分にフォーカスを当てることで夜の過ごし方の意識改革にもなるのでは!と思いました。

現在、ショーツのサンプルをモニターテストしている段階なのですが、私自身使ってみて「これは便利!」と自画自賛してしまうほどのポテンシャルを持っていると感じています。

量が多い方や布ナプキン初心者さんなど、興味を持っていただいても不安を抱えている方にとってもトライしていただけるような商品説明や使い方のヒントなど、しっかり明確にして伝えていかなくては・・・と試行錯誤の日々です。
少しずつ形になってきたKAANEプロジェクト。
皆さんにお見せできるのを楽しみにしています!

最後まで読んでくださりありがとうございました♡

夜用布ナプキンショーツKAANE代表 伊澤ゆく

参考文献:
小林弘幸(2021)『結局、自律神経がすべて解決してくれる』アスコム