生理の知識

幸福度を上げるってのはどういうことなのか?

幸福度を上げるってのはどういうことなのか?

こんにちは。KAANE代表の伊澤ゆくです。最近、梅雨のせいなのか気温のせいなのかなんだかちょっとモヤモヤする日を過ごすことが多かったりします。私の場合、そんな時はまずは睡眠!夜は子どもと寝落ちする!これに徹するのが最近の打開策です。 日々の疲れを日々癒す、このことはとても大切なことだと思うんですが、心が満たされているのかというのはまた別の話。よく生理を通じてQOLをあげようという話をしていますが、そもそも私たちはどんなところで幸福度を計っているんでしょうか? 私自身も幸福度迷子になる時期がもちろんありますが、最近少し答えが見えていた気がしているので私なりの考えをシェアさせてください! どんな時に幸せを感じるのか 皆さんにとって幸せってなんでしょうか? 私は18歳の時、己の幸せについて考える授業があってその時に導き出した答えがこちらでした。 寒くて体が凍えながら帰宅した後に暖かいお風呂に入って幸せ〜と感じられること。 この回答をしたところ、当時の先生からペケをもらいました。授業は英語のクラスで先生も外国人だったので、一生懸命彼の考える幸せの定義を伝えようとしてくれていたものの恐らく半分くらいしかわかっていなかったと思うんですね。 ただなんとなく、本当の幸せというのは物理的で外的なものではないのだ、ということを教えてくれようとしているのかなぁというメッセージを受け取っていました。 それから20年近く経ち、今も幸せや幸福度について考察する時にあのシーンを思い出すというのは、私にとってあの時期が本当の幸せを探す旅のスタートだったからなのかなぁと感じています。 皆さんはどんな時に幸せと感じますか? 世界幸福度ランキングで可視化されるもの 幸福度を計って順位づけをするなんて難しそうなことですが、基準があるそうです。自分が感じる幸福度に加えて、GDPやソーシャルサポート、健康、安全や他社への寛容さなどを数値化するようなんですね。 確かに、幸せを感じるためにまずは命の危険性が脅かされていないということが最も影響を与えると思います。食べ物があるという根本的なことから、災害や感染症、戦争が起こる中で、国や社会からどう守られているかなど幅広い安全性の判断基準がありますよね。 日本でいうと、149カ国中56位だそうです。考えは十人十色ですが、私にとって日本ってやっぱり安全で清潔だし、食べ物も豊富で暮らしやすく素晴らしい国だと思います。なのになんでだろう? 順位が上がらない原因は物理的・外的な部分でないところにあるのかもしれません。つまり裕福である、とか何々ができる、安全で健康だ、という物理的・外的なところでは高得点を取れるけれど内面的なところでの幸福度が低いのかもしれないということです。 私がたどり着いた幸福論 前章で「自分が感じる幸福度」とありますが、これが難しいんだよ!って話なんですよね。 10代の頃から自問自答し続けた私。やっとひとつの答えにたどり着くことができましたのでそれをお伝えしますね。ずばりそれは・・・ 「選択肢があり自分で選択できること」 これが私自身の幸福度を上げるためにとても大切な要素だと感じています。 私が気づいたのよ!みたいな書き方してますが、自己決定にかかわる指数が幸福感に重要であるとされて日本でも調査が行われたりもしているそうです。このことを後から本で知ったりして「やっぱりそうなんだ!」と嬉しくなりました。 とは言え自分で決める、って当たり前にできているようで、実は難しい。ルーチン化で思考停止してしまっていたり、少ない選択肢から選択せざるをえなかったり、そもそも選択肢の存在を知らなかったり、ということが実はあると思うんですよね。 自分の体を知るという選択肢 ありがたいことに日本という恵まれた国にいる以上、今のところ食べるものや衛生や安全に困窮する場面というのは多くないかもしれません。 表面的な心配事が少ない分、内面的な幸せを追求することができるのかなと感じています。 その方法として、まず選択肢を探ってみる、というのはどうかなと思うのです。私はKAANEを通じて、生理への向き合い方に他の選択肢があるということを改めて実感しました。 例えば、煩わしいだけだと思っていた生理が体の状態を知られるバロメーターになっているのだ、ということ。毎月健康診断ができるようなチャンスがあるんだ、という自分の体を知るきっかけのひとつになりました。 これって生理をポジティブにとらえることができるという別の選択肢だと思うのです。 こういう気づきが一人一人の体から始まって、社会や地球にとっての選択肢発掘の機会に繋がる。そうやって世界がもっとよりよい場に高められていくのではないのかなぁと本気で思っています。遠回りのようでそれが結局は一番の近道な気がしてやまないのです。...
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フェムテックって一体なんだろう?

フェムテックって一体なんだろう?

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。最近やたらとあちこちで聞く「フェムテック」という言葉、皆さんご存知ですか?2021年には流行語大賞にノミネートされるくらい新語として取り上げられたそうです。 実は私、このフェムテックという言葉を知ったのはKAANEプロジェクトを始めて少し経った後でした。「ショーツと一体型になっている夜用の布ナプキンを作りたい」となんとなく思い始めて、ポロッと夫に話したある日。それは絶対にやった方がいいよ!と、夫自らプロジェクトマネジャーを請負うことをしてまで私をサポートしてくれた背後にはきっとこの「フェムテック」という言葉の存在も大きかったのではないかなぁと思います。 夫と一緒にプロジェクトを進める中でフェムテックという言葉に触れ、数々の展示会でも取り上げられているのを目の当たりにし、これはひとつのムーブメントが起こされようとしているんだ、とようやく知ったのでした。 フェムテックってどういうこと? フェムテックとはFemale(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけ合わせた造語で女性の健康課題や不安をテクノロジーで解決に導くサービスや商品のことを指すそうです。 例えばどんなサービスがあげられるかというと、生理周期や排卵日を管理するアプリ、基礎体温の計測と管理をまとめてしてくれる体温計などが身近ですよね。 その他どんなものがあるのかな、とフェムテックを掲げた展示会などに足を運んでみると色々なサービスや商品が。不妊治療に関するもの、生理の悩みを軽減させるもの、女性向けのセックストイなど多岐に渡るアイテムを目の前にした時にちょっとした疑問が生まれてしまいました。 フェムテックって私たちの生活において具体的にどんなメリットをもたらすんだろう? ちょっとだけ斜に構えてしまった私がいたんですよね。(苦笑) フェムテックを実感している女性は少ない? この言葉を知ってから、身近な友人にヒアリングしてみるとフェムテックという言葉を聞いたことがある、という女性はかなり少ない印象でした。 そこで私が感じたのは、フェムテックってまだまだ提供する側が一生懸命取り組んでいる段階なんだなということ。 それもそのはず、KAANEの開発を進めるうちに例えば生理において、私たちが気づかないうちに解決を諦めていたこと、そして諦めているという意識すらないことが沢山あったからなんです。 生理は毎月やってくる。生理は病気ではない。 女性にとって超当たり前の日常になってしまっている(年齢を重ねれば尚更)ことの課題ってなかなか見つかりづらかったりするんですね。 そんな中「解決しますよ!」と言われても何を解決してもらいたいんだろう私は?という疑問が払拭できず、ちょっと私は身構えちゃったんだと思います。 フェムテックは言語化への大切な架け橋 例えば生理の悩み。気づかないうちに解決を諦めていたり、意識すらしなければ口に出して説明することもない。 これは今も私たちの会議ではよくあることですが、声に出さなくても女性なら「うんうん」とわかる生理にまつわる不快や悩みなどのあるある事情を男性に説明する時の大変さといったら!かなり痺れます。全然伝わらないのは、言語化する機会がなかったからなんだろうなと毎回痛感しています。 しかしこれがフェムテックという言葉の台頭によって大きく変わろうとしているのかもしれません。つまりは声を持ってあげる、という機会になり得るのではないか、という期待が持てるということです。 ここ数年だけ見てもフェムテックの振興を目指す「フェムテック振興議員連盟」の発足や、女性のヘルスケアをすることが結果として会社や経済への貢献になると考える男性が沢山現れたり、すべてはフェムテックというムーブメントが引率してきてくれている流れにも見えるんです。 男性は、企業は、政府は、私たち女性が「ここをなんとかしたいの!」という秘めた情報を(秘めてるつもりはないんですけどね)心から求めているように思えます。 言語化されれば実現される 私たちにできるのは「言語化する」ということではないでしょうか。最初は明確でなくてもいい、しっかり言葉にしなくてもいい、声をあげさえしなくてもいいかもしれません。解決を諦めて忘れてしまっていた小さな悩みや希望を思い出してみるだけでもいいのかもしれません。 フェムテックというマーケットが期待されていることは私たちにとってかなりの追い風になっていると思います。沢山のお金が使われたり、もっと使ってもいいよ、という雰囲気になっているということは、今までにはなかったデータが取れるということにも直結します。 今まで、病気ではないという理由もあり研究が進んでいなかった分野。だからこそ体のしくみの中でも情報が圧倒的に少なかったんですよね。 人生100年時代と言われ、出産回数が少なくなり、生涯生理回数も過去最多の私たちは実はパイオニアなのかもしれません。フェムテックの恩恵を待つことも大事ですが、このムーブメントがより私たちの日常にメリットをもたらし、次世代への貢献につながるかというのは、もしかしたら私たち一人一人の意識改革がかなり影響をもたらすのかもしれません。 KAANEとして、女性を39年間やってきた私個人としても、この話題でみなさんとどんどんディスカッションしていきたいと願っています。最後まで読んでくださりありがとうございました♡ 夜用布ナプキンショーツKAANE代表 伊澤ゆく 参考文献:細川モモ(2021)『生理で知っておくべきこと』佐藤雄一,奈良岡佑南...
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【メルマガ転載】プロフィール写真どれが好きですか?

【メルマガ転載】プロフィール写真どれが好きですか?

こんにちは❗️KAANE代表の伊澤ゆくです。先日、本を出版した知人の記念パーティーに参加してきました。そこで是非KAANEの活動紹介を、とお声かけいただきチャレンジしてきました🎉スライドと原稿を準備して、初の試みながら思いっきりパッション伝えてきました。 興味を持って声かけてくださる方がいらしたり、KAANEを通じて新たなつながりができてかなり嬉しい体験でした✨人前でお話することで改めてKAANEの強みも確認できました。 現在クラウドファンディングに向けてサイト構成を考えているところなのですが、チームメンバーともがっつり話しながら詳細を詰めまくっています。 壁打ちさせてもらって、またわかることがあって、軌道修正しての連続ですがひとつづつ形になっていくこの工程を楽しみます😚 ところで先日撮影したプロフィール写真、どれが好きですか❓3セレクトまで絞ったんですが悩んでしまって。個人のFB等でも意見募ってみたところ反響がたくさんあって参考になったのでこちらでも意見聞けたら嬉しいです💓 来週にはビジュアル発表もできるかな〜ともくろんでいます!楽しみに待っててくださいね😙 KAANE代表伊澤ゆくKAANEのルーツ。ブランド名の由来は?ミッションは?
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KAANEのルーツ。ブランド名の由来は?ミッションは?

KAANEのルーツ。ブランド名の由来は?ミッションは?

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。最近はプロジェクトのローンチがいよいよ見えてきて、サイトリニューアルやビジュアル撮影など開発以外の動きも多くなってきました。先日、ショーツの撮影をしてきたのですが、全員で共有していたイメージ通り、いやそれ以上の仕上がりになりそうで本当にワクワクしてきています。 私の主なタスクとしてはこちらの記事を執筆したり、サイト構成案の詳細を書いたり、インスタグラムの投稿を作ったり・・・ととにかくずっと何かを書いています。 そんな中、KAANEを始めることになった発端だったり、ミッションだったり、ルーツを振り返るシーンがとても多いんですよね。私自身にとってこの振り返りはとても大切な作業だなと感じるのです。ルーツを身近に置き、ブレずにいることがチームの中で唯一私にできることなのかなと。 これまでこのブログでは生理や女性のヘルスケアにまつわる情報を発信することが多かったのですが、今回はがっつりKAANEにフォーカスを当てた内容にしてみたいと思います。この記事でKAANEのことをより知ってもらって、賛同してくださる方と1人でも出会えることを楽しみに書き進めていきます。 KAANEの由来 KAANEはカーネと読みますが、ずばり由来! Reincarnation から取りました。Reincarnationとは日本語で輪廻転生。カタカナ読みでリインカーネーションの「カーネ」をKAANEと表現しています。 毎月やってくる営みの廻り自らの体が作った血液の廻り親から子へという世代を越えた廻り 生理って一言では表せないたくさんの廻りを示しているなぁと感じます。次の生命を残すために必要なシステムな訳ですが、廻りを経て新しい自分へと進化していけるという希望も込めて輪廻転生という言葉を選びました。 後に友人から由来を聞かれ話していたのがきっかけで、ハワイ神話の生殖の神様の名前と同じ発音だということもわかりました。別の理由から選んだこの響きが、生殖の神様というまさか同ジャンルの大先輩ということが判明し、ますますこの名前にしてよかったなぁと思った記憶があります。 KAANEが大切にしていること KAANEはショーツと一体型の夜用布ナプキンです。その全貌はまだしっかりとお伝えしきれていないのですが、先日撮影したビジュアル写真が上がってきたらこちらでも紹介したいと思っていますのでもう少しお待ちくださいね! 商品に対して一番重きを置いているところは何かと問われたらそれは「心地よさ」と答えると思います。使っている人が心地よさを手に入れるためにできることはなんだろう?心地よさとはそもそもなんなんだろう?と常に頭を捻らせて考えているんですね。 私たちは基本的に消費者としての生活がメインですが、今回の開発で販売者側となったことで気づいたことがたくさんありました。それはこの世の中のありとあらゆるものが人の手によって作られていて、その人たちはみんなプロフェッショナルだということ。 綺麗に包装されて、キラキラした照明の下で販売されている商品ばかりに囲まれているとうっかり忘れがちだったりします。背後にどれだけの人々とプロフェッショナルにかける労力と時間が費やされているか、ということを。 身につけてくれる人へのリスペクト。それから作ってくれる人へのリスペクト。 このふたつは両輪で、どちらも幸せである必要があるのだな、と強く感じています。ずっと忘れずに大切にしていきたいテーマです。 KAANEのミッション それは、「娘や姪の世代に生理は苦痛という概念を継承しない」ということ。 子育てをするようになって毎日痛感することがあります。それは「私」という人間の価値観がいかに先代からの継承によって構築されているか、ということです。 とっさに判断したことや発した言葉が、自分の価値観をもろに反映していることが多くて、子どもに「なんで?」と聞かれた時にすぐに答えられない、というシーンが多々あるんですよね。 生理で言えば、私の場合ですが「生理は苦痛だ」「なんとかやり過ごすもの」として継承されてきた部分が大きいなぁと振り返ってみて思っています。 とは言え、初潮を迎えたら「おめでとう!」と家族にお祝いしてもらいましたし、実際私も嬉しかった。大人の仲間入りができたようで、これで一人前になれたような気がして嬉しかったんです。きっと頭では「次の子孫を残すための準備が整ったことは嬉しいことなんだ」と解釈していたんだと思います。 もちろんこのことは喜ばしく、正しいと言い切ることさえできることかもしれません。ただ、現代の日本の10代の女の子たちにとって赤ちゃんを持つことって遠い未来の話であって、自分に当てはめるにはあまりにも現実離れしている気がしてなりません。 そんな中でも毎月生理がやってくる。ホルモンバランスが安定していない時期は痛みや量で悩むことも多い中、生理は苦痛だけど将来必要なことだから仕方ない、とやり過ごすにはあまりにももったいないなと感じるんです。 それよりも、生理が来たら教えてあげたいことがあります。生理って、自分の毎月のコンディションを知り、自分の体の手綱を握り、自分らしく生きるための道しるべになるんだよ、それが今月からできるようになったんだよ!と。 もしそれが伝わって、彼女たちが理解してくれた上で自分らしさを追求することができたとしたら、赤ちゃんが欲しいと思うまでの生理期間もないがしろにすることなく、有意義に過ごせるのではないでしょうか。 それはすなわち、キャリア設計やライフプランニングなど、自分軸で物事を進めることの練習になるのではないかなとさえ感じています。生理と有意義な関係性を築くことがこんなことにまで繋がっているなんて今まで考えたことはなかったのですが、考えれば考えるほどうなずけるんですよね。 KAANEからのお願い...
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女性のQOL向上に欠かせない骨盤底筋を愛でよう

女性のQOL向上に欠かせない骨盤底筋を愛でよう

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。最近「膣トレ」という言葉をよく耳にする気がします。フェムテックと名前のついた展示会やポップアップには確実にと言っていいほど膣トレグッズなるものが鎮座。 ちょっと待って、膣ってトレーニングしないとダメなの!? という疑問が湧いてきそう。ずばり回答は、イエスなんです。 今はさほど気になりませんが、当初、膣のしまりがいいことが良いセックスには大切だから膣トレしましょう的な、膣トレ=セックスのためという切り口があって、それが人々にとっての第一印象になってしまっている節がとてももったいない! 本当は膣トレってなにより自分にめちゃくちゃいいことだし大切なことなんです。 KAANEプロジェクトを進行する中で「布ナプキンを使っていると月経血コントロールができるの?」「膣トレのことが気になる」というお声をよくいただきます。そこで今日は、私が実体験や本を通じて学んだことのシェアと、それからKAANEのショーツがどう貢献できるのかということを掘り下げてみたいと思います。 膣トレ=骨盤底筋のトレーニング 膣のトレーニングって結局どこをどうすればいいの?って思いますよね。結論を先に伝えますと、骨盤底筋のトレーニングと言われています。では骨盤底筋ってどこでしょう? 女性には尿道・膣・肛門と3つの穴があります。下から見た時、それらの穴の上には膀胱や子宮など、そしてその上に臓器と続きます。 なんと、骨がないんです! つまり筋肉だけで支えているということ。知ってたようで改めてイメージしてみると、すごいことしているんですよ、骨盤底筋。重力に逆らって下から臓器を支えてくれている筋肉だったんです。 骨盤底筋が衰えるとどんなことが起こる? 私自身、骨盤底筋の存在をしりつつもあまり衰えを意識したことのなかった筋肉ですが、一変しました。二度の出産を経験したことで明らかに産前と産後の違いがあることを体験したんです。 一番びっくりしたのは次男出産直後。入院中に部屋のトイレまで間に合わない!という事態が何度もありました。もう全くの別人の肛門のようで(大の方だった…)コントロールが不能になったんです。 これにはかなりショック・・・というか怖くなって元に戻るのか助産師さんがいらっしゃるたび何人にも聞きました。皆さん口を揃えて「骨盤底筋にダメージがかかるからね、出産は。今からでもトレーニングはじめて!」と言いました。そして産後からできる簡単なトレーニングを教えてくれたのを今でも覚えています。 ここで、漏れちゃうからおむつしようとはならないと思うんです。必死でできることをちょっとずつ始めていきましたが、日々の生活をする中でその内お漏らしの心配はしなくても大丈夫というところまで回復することができました。 ただ、ふと年齢を重ねていった未来のことを考えたんです。これってもし意識することをしつづけなかったらその内、老朽化するよね?だって筋肉なんだもん、と。 子宮脱とか膀胱脱という病気。自分には関係ないだろうと忘れてしまうにはちょっとリスク高いなと思うんですよね。 骨盤底筋を意識するとどんないいことがある? 怖い話だけじゃなくて、骨盤底筋の持つポテンシャルのお話をしましょう。 私は月に一回ピラティスに通っています。パーソナルトレーニングでお世話になっているヨガピラティスの先生にはいつも疑問をぶつけまくっていて時間の半分が座学で終わってしまうような日も。 これまでにもヨガやピラティスなど他のインストラクターの方たちのレッスンを受けたこともあるのですが、皆さんおんなじことを言ってるんです。 それは正しい姿勢の重要性。 人間は目が前についていて、手を前で動かすようにできているから前屈みになりやすい。人にとって本来のあるべき姿勢をキープするのは難しいんですよね。当たり前なんですが。小さい時には全く気にならなかったのに、年齢を重ねると腰の痛みが気になったり。(私もそうです・・・) 日々の癖がその人の姿勢を作るんだと教えていただいています。 そして体をリセットし、あるべき姿勢を作ろうとした時に要になるのは腰なんです。腰って漢字を見てもわかる通り体の要。 さらに言うと骨盤が正しい位置にあり、骨盤底筋にしっかり意識が向いているのか、というのがとても大切なんです。 悪い姿勢が続いていると、体が歪んだ状態になり血流が悪くなる。ずっと同じ姿勢で仕事をしていると肩が凝って仕方がないというのはまさにこの初期現象。血流が悪くなると体に酸素が届かなくなって凝りや痛みの原因になるそうです。 骨盤がいい位置にあって骨盤底筋が引き上げられていると、体にも無理がないので余計なところにお肉がつくことも少なくなるよと言われます。これは本当にそうだなぁって思うんです。木だって同じじゃないですか。まっすぐ太陽に向かって伸びれる環境の木と、斜めになりながらも一生懸命倒れないようにバランスをとっている木。無理なくスラッとしているのは前者ですよね! 保健体育で取り上げるべき大切な筋肉...
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夜は経血量が少ない?をロジックで説明!

夜は経血量が少ない?をロジックで説明!

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。私は今、就寝時に履いて寝られる布ナプキン一体型のショーツを開発をしております。そんなわけで当然ですが、生理期間中における夜間(睡眠時)の悩みや心配事をリサーチすることが多いんです。 そんな時ふと気づいたことが! 女性たちにとって、生理中の夜への不安がものっすごく大きい、ということ。 かくいう私も10年近く布ナプキンユーザーだったのにもかかわらず、一年前にやっとトライしてみたんです。というか、やっとトライできたんです!なぜなら経血量が実は夜間は少ないはず、と知ったから。それまでは「夜は無理」と思考停止して諦めてました。それがKAANEを作るきっかけにもなったのですが。 そこで今日は私が知った、夜間に起こる体のしくみ、そしてそもそもの不安のもとは意外なところにあった?という発見、最後にKAANEが夜用にこだわる理由をお話したいと思います。 夜、私たちの体に起こること 私たち、「ヒト」には自律神経といって意思とは関係なく体の機能を調整するシステムがあります。交感神経、副交感神経という言葉を聞いたことがあるという方は多いはず。交感神経優位になりすぎて休息モードへの導入がうまくいかなくなるから寝る前のスマホは厳禁!なんて話をよく見聞きします。 さて、その交感神経と副交感神経ですが知っての通り起きている時は交感神経が優位に、逆に睡眠時には副交感神経が優位になるようにできています。 体を休めるために臓器たちが勝手に休息の状態になってくれる。私たちがあれこれと考えなくても気づかぬうちに実行してくれるというプリセットされた機能なんです。(素晴らしい!) 日が落ちて暗くなり夜が近づいてくると、体から休息のためのホルモンが出てきて副交感神経が優位になってきます。副交感神経はリラックスモード。呼吸や心拍をゆっくりにしたり血管や筋肉をゆるませるというアプローチを体にしてくれるんです。 自然の中で暮らす動物たちが日が沈めば休息し、日が登れば活動するというルーチンが当たり前のように本当は私たちにとっても当たり前のこと。文明の発達によりこのシステムに少し無理をさせ過ぎてしまうということも最近では問題視されていますよね。 夜の経血量が少ないってどういうこと? これと生理がどう関係するの?と思われそうですが、これが私にとっては知ってそうで知っていなかったことでびっくり仰天だったんです! 経血は子宮から出てきますよね。先ほどの自律神経の話で当てはめると、夜、副交感神経が優位になると子宮は緩みます。 緩むとどうなるか。なんと子宮内に経血が溜められやすい状態になるそうなんです。収縮が起こると経血が体外に出されるので、逆に緩んでいれば外には出にくい状態と言えます。 夜の経血量が少ない、これは言い換えるとつまり、夜に体外に排出される経血量は昼に比べて少ない、ということでした。 このこと知ってました?私は初めて助産師さんからこの話を聞いた時に目から鱗でした! でも夜すごく多いよ?という人もたくさんいる 経血量って人と比べられないし、年齢によっても変わるし、そもそも計量できないから実量がわからないしで自分の過去となんとなく比較することくらいしかできないなぁと常々感じています。 でも夜にトラブルを抱える人が多いのもよくわかります。というのも私自身、布を試すまでは紙おむつのようなショーツ型の紙ナプキンを履いていたんです。 夜に不安な理由って色々あると思うんですが紐解いてみると、寝ている時は無意識・長時間・横になっている、という3点が要素として大きいのかなと思うんです。 確かに昼の勢いで夜も排血されたら量をカバーしないと!って思うんです。でもこの経血量増減のしくみを知ると、ちょっと違った視点で見られないでしょうか? 例えばこんなこと。 ・副交感神経が上手にオンになってないのかも?休息しっかりできてるかな?・実際気になるのは量より伝い漏れなのでは・そう言えば交感神経が優位になり始める朝方にドバッと出る気がする 私自身も同じように感じました。そして、夜は体外に出される経血量が本来は少ないんだと知ってから、思い切って布ナプキンデビューをしてみました。 布ナプキンは経血量がはっきりと見てわかるし、洗い流すことでどのくらいの量が出ているのかというのも目視することができます。すると思っていた以上に経血量が少なくてびっくり! もっと早く知っていたかったなぁと思うのでした。 なんで夜は不安って思い込んでいたんだろう? 初潮を迎えて母から紙ナプキンを渡された時、夜はどう過ごすのか具体的なアイデアをもらった記憶はありません。引き換えによく見るCMでは「夜もぐっすり」とか「朝まで安心」というキャッチフレーズとともにドデカい夜用の紙ナプキンが広告されていたしお店に行ってもそれは同じでした。いつのまにか「夜って不安なんだ」って気持ちになってしまっていた部分もあるんじゃないのかな、と今振り返ってみると改めて思うことがあるのです。 経血量が多くて昼でも夜用をつけていてなんとか間に合っているという方のお話もよくお聞きするし、私自身も外泊時には夜用の大きい紙ナプキンが重宝する場面もあります。色々なサイズの生理用品がある日本は本当に素晴らしいといつも思っています!...
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「オーガニックコットン」について超解説!

「オーガニックコットン」について超解説!

こんにちは!KAANE代表の伊澤ゆくです。KAANEのショーツで使われるコットンは全てオーガニックコットン100%にこだわろうと決めています。 今でこそ、KAANEのブランディングで絶対に外せない条件ですが、最初からオーガニックコットンでいこうと決めていたわけではないんです。 生理期間中に使うショーツだし布ナプキンだから自然由来のコットンの方がいいな、となんとなくはじまり、コットン100%であればいいのかなと考えていました。デリケートな部分に触れるものだから、オーガニックコットンの方が喜ぶ人は多いのかもしれない、と最初はこんなものでした。 この記事では、オーガニックコットンに興味を持っていなかった私がその魅力を知り、とことんハマっていく過程をお伝えします。そんな中でオーガニックコットンの素晴らしさを知り、私と同じくファンになってくださる方が一人でもいらっしゃったら本望です! オーガニックコットンってなに? オーガニックコットンとは各国の有機農業基準をクリアした農産物のこと。 オーガニックや有機栽培という言葉自体は最近少しずつ耳にすることが増えた気がしますが一体なんだろう?と思っている方は多いはず。私もその一人でした。なんとなく体によさそう?環境にも配慮しているのかな??ハテナマークがいっぱいでした。 わかりやすくするために、ものすごくシンプルにいうと農薬や化学肥料を使ってない土で、農薬や化学肥料を使わずに育てられた綿花とイメージするとわかりやすいと思います。 綿って植物の時にはこんな感じです! これを糸にして、その糸を織って布にしたものをTシャツにしたり、タオルにしたり。オーガニックに限らずですが、今着ているコットン製のお洋服たちも元を辿ればこの状態から加工されてできているんですよね。 なにがいいの? 農薬や化学肥料を使っていないのはわかったけど、結局どういいのだろう?と思いますよね。農薬なんてそりゃ使ってない方がいい気がするけど今すぐ体に何か影響出ている感じもしないしなぁ、と。 正直私自身もオーガニックコットンだろうがそうでなかろうが、体への影響の違いをあまり体感できずにいました。 しかしながらKAANEの製品はショーツ!デリケートな時期にデリケートな部分に触れるものだからこそオーガニックコットンはより安心を手に入れられそうです。 実際届いたサンプルのショーツをモニターとして試用してくださる方たちにお送りすると「肌触り最高!」と第一声をいただけることが多いように、使う人にとっては安心・心地よいと感じられる良さがあることを実感しました。 でもKAANEがオーガニックコットンにこだわりたい理由はそれだけじゃないんです! オーガニックコットンがもたらす利点 私がオーガニックに触れることになったきっかけは、子どもの食育のために安全な食材の選び方や見極め方をしっかり学びたいと思ったことです。そこで、本や講座などを通じて色々と学ぶことができました。 最初は、自分や自分の家族の健康のために、と考えて始めた勉強でしたが、抽象度を上げてみてみると自分と家族という小さい単位の問題ではないのだ、と気づかされることになりました。生産者の存在に改めてはっとさせられたのです。 農薬ってひとことで言っても、色々ありそうです。農業素人の私でもきっと害虫の繁殖を抑えるための殺虫剤も使うだろうなと想像ができます。ここでちょっと嫌な例え話になっちゃうんですが、家に例の黒い虫さんが出たとします。大体の人は殺虫剤のスプレーを降りかけるのではないでしょうか? あれってもろに吸い込むと咳き込んだり、喉が痛くなったり・・・何日も喉の不調をひきづってる友人もいました。ましてや子どもには絶対吸い込ませたくないですよね。 農家さんも同じじゃないかって思うんです。体を守るための防護服や設備は整っているかもしれません、少なくとも家庭よりは。 ただコットンの栽培について調べていくと、ものすごい量の殺虫剤をはじめとした農薬が使われていることがわかりました。その量、なんと世界で使用される殺虫剤の約16%とも言われているそうです。しかも綿花畑は世界の耕作地のたった2.5%。ものすごい小さなエリアに大量の薬が使われていることがわかります。健康被害や労働搾取などのニュースを目にした方もいるかもしれないですが、世界的にももはやなかったことにはできない、というようなフェーズに感じています。 なんでこんなにまで農薬を使わないといけなくなったのかというところもまた別で一記事書けそうなのでまたの機会にしますが、効率よく安く素材を作るためだそうです。なんでこんなに服が安く買えるようになったんでしょう? 日本の綿自給率は2022年現在0%で100%輸入に頼っている状況です。海の向こうで誰かが作ってくれているコットン。その誰かにも家族があり、生活があり、自然がある。その人たちに、地球に、無理のある仕組みってどうなんだろう?それを続けてもらって私たちはいいんだろうか?本当に関係ないのかな?自分だけよければいいの? オーガニックコットンは自分や家族を守るだけでなく、他の家族の健康や地球環境を守ることにもつながるのだと知りました。 オーガニックコットンの課題 国産のコットンがないと先述しましたが、同じく現在の日本ではコットンに関するオーガニックの選定基準がありません。これは消費者にとっては注意が必要なんです。なぜなら法規制がされていないってことは、オーガニックコットンが3%しか含まれていなかったとしても「オーガニックコットン製品」として販売できてしまうというなんともグレーゾーンがまかり通っている状況だから。 さらにオーガニックかどうかは見た目では判断できません。作る過程でオーガニックとそうでないものを分けて加工するのですが、途中で混ざってしまっても消費者は気付くことができない。ここではトレーサビリティがいかに信頼できるか、ということになってきますが、日本ではその基準がありませんので国際基準で認証を受けているものを頼りにするしかなさそうです。 日本が今後もっとオーガニックに可能性を見出して、目を向ければもっと消費者が手に取りやすくわかりやすいルールが作り出されると期待しています。...
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